勅使が参向される
熱田神宮の大祭
天皇陛下のおつかい(勅使)が参向される当神宮の祭典中最も重要かつ荘厳な祭典です。
祭典後、献灯まきわら・花火をはじめ様々な奉納行事が催され、
名古屋に夏の訪れを告げる祭りとして市民に広く親しまれています。
神宮の恒例祭典・特殊神事のうち、最も重要かつ荘厳な祭典が例祭です。この祭典では、宮司が祝詞を奏上し、
勅使による御幣物(ごへいもつ)の奉納、御祭文(ごさいもん)の奏上があり、皇室の弥栄・国の平安が祈念されます。
例祭は一般に、「熱田まつり」「尚武祭(しょうぶさい)」とも称され、献灯まきわら・花火・武道・献茶・献花等の数々の行事が催され、
約25万人もの市民が参拝する親しみある祭典でもあります。
地元の人々は、毎年このお祭りから浴衣を着るならわしがあり、手にうちわを持ち、露店をのぞきながらのまことに季節感あふれる祭典です。
夕刻から各門で献灯まきわらを奉飾点灯します。神宮公園では名古屋に夏到来を告げる花火大会が行われ、弓道・柔道・剣道・相撲・演芸・俳句・献書の大会が行われ、近郊の各町内からは子供獅子・まきわらみこし等が奉納されます。また、境内では尾張新次郎太鼓や熱田神楽の奉納演奏が行われます。