一年の五穀豊穣を
神様に祈ります
祈年祭は「としごいのまつり」ともいわれ、一年間の五穀豊穣を祈る祭典です。
当神宮では、本宮はもとより農業の神様をお祀りする御田神社をはじめ全ての摂末社で祈年祭を奉仕します。
春の祈年祭と秋の新嘗祭は日本古くの農業神事で全国の神社で執り行われています。
うららかな春、農作業の始まりに当たって五穀豊穣を祈る祭典です。
日本では古く、春のはじめになると神様は里に降りられ暮らしを見守り、秋の収穫が終わると山に還られると信仰されてきました。
午前10時より、本宮・別宮をはじめ境内外42の摂社末社で祈年祭が執り行われます。
祈年祭には、当神宮年間の祭典への農作物のお供えや境内清掃奉仕、正月準備の奉仕などをいただいている豊年講講員(県下の篤農家)が多数参列されます。
また、午後2時より御田神社(みたじんじゃ)の御神前にお供え物が供えられ「烏喰(おとぐい)の儀」「韓神舞(からかみまい)」が奉仕されます。
「烏喰(おとぐい)の儀について」
御田神社の祈年祭・新嘗祭では、お供え物はまず烏に食べさせる信仰が残っており、祭員がホーホーと烏を呼びながら、粢(しとぎ)を土用殿の屋根の上に投げ上げます。